栄養の吸収が全然違う!「ゴマスリ」しないなんてもったいない !

白胡麻のイメージ

「ゴマすり」「ゴマをする」って聞くとあまりいい印象はしませんが、食べる「胡麻」に関してはゴマ擦った方がいいんです。

「ごますり」の由来

一般的に「ゴマすり」や「ゴマをする」という言葉は、相手に気に入られるようなお世辞やおべっかを使って取り入る様な振る舞いを指しますよね。
では、なぜゴマを擦ると言われるかというと、「すり鉢でゴマを擦った時にすり鉢の凹凸の面に潰れた胡麻がべったりとくっついてしまう様子を、人に媚びへつらう様に例えられた」、といわれています。

ゴマすりをする子供のイメージ

振る舞いの例えとしての「ごますり」はあまり良くない印象がありますが、実際に「胡麻を擦る」となると話は変わってきます。

「ごますり」はためになる!

胡麻は小さい粒の中に豊富な栄養素を含んでいますが、胡麻の皮は私たちが思っているよりも固いため、そのまま体に取り込んでも栄養素を十分に吸収できずに便として排出されてしまうのです。胡麻の栄養素をきちんと吸収するためには何が必要かと言うと、そうです!ごますりなんです。胡麻すると消化がされやすく、体にも良いので、媚びへつらうどころか食べる人のタメになる、胡麻の最適な調理法と言えます。

胡麻とすり鉢

ごまの栄養

同じ食べるのでも「胡麻すり」をしないだけで、せっかくの胡麻の栄養素がそのまま体内をスルーしてしまいます。気になる胡麻の主成分は油分。油分が50%(不飽和脂肪酸)、その次に多いのがたんぱく質で20%、残りの30%はビタミン、ミネラル、食物繊維という構成になっています。そして、抗酸化成分である「ゴマリグナン」も含まれているので、美容や健康のためにも摂り入れたい食材の1つと言えます。

ゴマリグナン

ゴマの健康成分として、「セサミン」ってよく聞く成分だと思いますが、セサミンは抗酸化作用ゴマリグナンの中の成分のひとつなんです!ゴマリグナンの中にはセサミン以外にもセサモリン、セサモール、セサミノールという成分が含まれて言いますが、ゴマリグナンの中で一番セサミンが多いので、「胡麻の抗酸化成分=セサミン」という表現がされてきたのでしょう。

強い抗酸化作用がを持つゴマリグナンは、老化の原因である活性酵素を除去するアンチエイジング効果や脂質の代謝促進などの健康や美容への効果が期待できます。

ハートの皿に入った胡麻

摂取量の目安は?

リノール酸&オレイン酸

胡麻の1日の摂取量の目安は10~20gとされています。他の食事の油分を減らすと摂取する油分が抑えることができます。
体に良い胡麻ですが、懸念点もあります。胡麻の50%は油です。この油分は不飽和脂肪酸のオメガ3系脂肪酸のリノール酸オメガ9系脂肪酸のオレイン酸。リール酸は、血中の悪玉コレステロールを溶かして排出を促す効果があったり、オレイン酸は悪玉コレステロールを減少させる効果があるとされています。

オメガ3系脂肪酸のリノール酸はサラダ油などにも含まれていたり、意識せずとも摂取している油分です。いくら体に良いからと胡麻を摂取し過ぎてしまうと、カロリー過多になり、血管にも負担をかけてしまいます。

菜の花の胡麻和え

胡麻は風味もよく、いろいろな食事に合わせやすいので上手に摂り入れていきたいですね。