白い歯に必要な「エナメル質」をキープする為に摂りたい6つの栄養素

歯のイメージ

芸能人じゃなくても歯は命!白い歯を保つ上で重要な「エナメル質」

エナメル質は歯の表面をコーティングしている白い層です。このエナメル質が着色や磨耗してしまうことで、歯の白さが失われ黄ばんだ歯や、透けた歯の原因となってしまいます。

虫歯や酸蝕歯といってエナメル質が破壊された状態になってしまうと残念ながらエナメル質は元には戻りませんが、軽い症状であれば「再石灰化」と呼ばれるからだの修復する力でエナメル質を保つことが出来ます。歯の表面の成分でもあるエナメル質の栄養素をしっかりと摂取することはとても大切!

エナメル質と象牙質

歯は表面を白く覆う「エナメル質」と内側の黄色い「象牙質」で構成されています。このエナメル質は鉱物と同じくらい硬いといわれているのですが、甘いものや酸性の食べ物、飲み物には弱く、日常的にそうした食べ物、飲み物を多く摂取したり、口の中に入れている時間が長いと、歯のエナメル質は溶けていってしまいます。

「酸蝕歯」という言葉を耳にする機会も増えてきましたが、酸蝕歯は歯が溶けて形状が変わったり、穴が空いてしまうだけではなく、「歯の表面が透けている」状態も酸蝕歯の症状なんです。

透けてしまっている状態は再石灰化が出来ないといわれていますが、「なんだ無理なのか」と諦めて今まで通りの食生活を続けていくと、症状が進行して、歯が溶けて小さくなってしまったり、抜歯をしなければいけない状態になってしまうかもしれません。

酸蝕歯の見た目を治したいとなったら、表面をコーティングや被せ物をする方法となってしまうので、できる範囲で食生活を見直し、今あるエナメル質をキープして再石灰化を促進させることのできる食べ物を積極的に摂取することが大切!

美しい歯の女性

再石灰化を促進する食べ物

歯の再石灰化と強化をする栄養素はカルシウム、フッ素がよく知られていますが、歯の再石灰化を促進させることの出きる栄養素はそれだけではありません。

リン酸は過剰摂取に注意!

歯の主成分はカルシウム、リン酸となりますが、このリン酸は次で紹介している食べ物にほぼ含まれているほか、よく口にする食べ物にも多く含まれています。リン酸は人体に必要な必須ミネラルですが、長期に渡り過剰に摂取し続けるとカルシウムの吸収が抑制されてしまったり、腎機能が低下するなど、健康を害するおそれがあります。

ちなみにリン酸は推奨摂取量は定められておらず、目安量は成人男性で1000mg、成人女性で800mgとされています。なお、耐容上限量は成人男性、女性ともに3000mgとなっています。

これがどれくらいの量かというと、ベーキングパウダー→3700mg、煮干し→1500mg、チェダーチーズ→1500mg、ゆで卵の卵黄→570mg(それぞれ100g)など、幅広い食品に含まれています。
特に魚介類、大豆、乳製品は歯に必要な成分も含まれていますが、リン酸も多く含まれています。過剰に摂取したリン酸の排出にはカルシウムが使われてしまいます。

有機リンと無機リン

リン酸は食材に自然に含まれている有機リンと食品添加に使われる無機リンの2種類があるんです。
食材に含まれる有機リンの体内吸収率は2~4割ほどですが、食品添加物として使用されている無機リンの体内吸収率はほぼ100%だといいます。

食材から摂取する有機リンに過剰に反応する必要はないと思いますが、無機リンは食品添加物として幅広く使われているので加工食品やインスタント食品の取りすぎは歯にもよくありません。

カルシウム

歯や骨の主成分であるカルシウムは歯の再石灰化にも欠かすことのできない栄養素。牛乳やチーズなどの乳製品乾燥した小魚などの食品はカルシウムが豊富に含まれてます。煮干しなどは乾物はカルシウムが豊富なだけではなく、よく噛むことで唾液線が活発になり、唾液もたくさん出ます。唾液の役割は口内環境を整えることがありますが、エナメル質の成分であるカルシウム、リン酸を補給と形成をしてくれる作用があるんです。

チーズ

カルシウムを豊富に含む乳製品の中でもおすすめはチーズ。
チーズには、歯の内側と外側の両方から栄養を与えることのできるビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

チーズ

ビタミンA

ビタミンAは、歯のエナメル質を強化する作用のある栄養素で、緑黄色野菜と呼ばれるにんじん、パセリ、かぼちゃなどの色の濃い野菜や、海苔、わかめやなどの海藻類に多く含まれています。

ビタミンK

ビタミンKは骨や歯の形成をサポートしてくれる「オステオカルシン」というたんぱく質を活性化してくれる作用があります。ビタミンKはレバーや乳製品、卵黄、納豆などに多く含まれています。

ビタミンD

ビタミンDは骨や歯の発育を促進をする作用があり、食事以外でも、太陽に当たると体内で生成されることがわかっています。日照時間の少ない季節は歯医者の来院数も増えるんだとか。太陽に当たりすぎると、日焼けやシミの心配がありますが、当たらなすぎは歯の形成によくないなんて本当に悩ましいですね。
ビタミンDは、キノコ類、魚介類、 卵黄、海藻類、乳製品に多く含まれています。

マグネシウム

歯の主成分となるカルシウムは吸収がされずらいという性質を持っています。カルシウムはマグネシウムとビタミンDと一緒に摂取すると吸収率が上がります。マグネシウムは、歯に必要なビタミンA・D・Kの効果も高めてくれる必要なミネラルなので、他の栄養素と一緒に摂取したいですね。マグネシウムは海藻類に多く含まれています。海藻の他には、アーモンド、かぼちゃ、胡麻などがおすすめです。

フッ素

市販の歯磨き粉でも「フッ素配合」などのフレーズを目にすることがあると思いますが、フッ素は歯の表面を強化してくれる作用があります。フッ素には歯を形成する作用はありませんが、歯を強くするという意味で必要な成分です。

緑茶

フッ素は地球上の食べ物にほぼ微量含まれているのですが、緑茶が有するフッ素の量はダントツ。くわえて、緑茶に含まれるカテキンが口内の抗菌・殺菌をしてくれることや、緑茶にはビタミンCが豊富に含まれています。エナメル質の下にある象牙質はビタミンCを摂取することで強くなるので、緑茶は歯や口にとって良い飲み物と言えます。